薬剤師に憧れる皆さん、こんにちは!
北大薬学部生のいるかです。
薬剤師になりたいと思う方は、その安定した収入に魅力を感じた人も多いでしょう。
私もそうです。
そこで、疑問が出てくるわけですね。
薬剤師になるのはいいんだけど、どこの大学がいいの?と。
ここでは個別の大学は見ていかず国立、公立、私立という大きなくくりで見ていこうと思います。
それではいくつかの観点から評価してきましょう。
国立、私立、私立、どれが1番??
学費
お金を稼げるようになるために大学に通う。実に結構な話です。
皆さんご存知のように薬学部の学費は国立と公立、私立では大きく異なります。
特に私立の学費の高さは脅威的ですね。
ざっくりそれぞれの学費を調べてみると以下のようになります。
6年間学費 | |
国立 | 350万円 |
公立 | 350万円※1 |
私立 | 1000~1300万円 |
見て分かる通り、国公立と私立では学費が3倍程度違います。
学費だけから言えば国公立に入ってくれたほうが両親としては
老後資金を700万円程度温存出来てハッピーなわけですね。
そういうわけで学費面から言えば
国公立>私立
と言えるでしょう。
定員
定員を調べるにあたって、薬学部が設置されている大学がどれくらいあるのか気になりましたので同時に調べてみました。
数 | 定員(平均) | 定員合計 | |
国立 | 14大学 | 38人 | 536人 |
公立 | 4大学 | 95人 | 380人 |
私立 | 74大学 | 189人 | 10,571人 |
上記の表は文部科学省の2019年度のデータを拝借してきましたので信憑性は高いと思います。
見れば分かる通り私立の薬学部は大学数も多ければ定員も非常に多いですね。
単純に定員数だけで考えれば薬剤師になろうと思うと私立に通う確率が高いというわけです。
定員数が多いということは大学のキャパシティ、及び入学しやすさに繋がりますので
定員数から言えば
私立>公立>国立
となるでしょう。
教育
これは難しいところですね。
偏差値だけを見て、ここの大学は偏差値が高いから教育が整っているにちがいない!
とも言い切れないところがあると思います。
ここからは国立薬学部を見た完全なる私見となりますが、ある程度はあっていると思います。
まず大学とは何の教育をするところなのでしょうか?
学(だいがく、英: college、university)は、学術研究および教育における高等教育機関。
wikipediaより
とあります。私が思うに
学術研究の教育機関としての色が強いのが国公立
教育のための教育機関である色が強いのが私立
と言えるでしょう。
例えば、"薬剤師になる"ということに重点を置いて考えた場合
私立の薬学部は合格率を高めることに熱意を注いでいるところが多いため
薬剤師になる、つまるところ国家試験勉強、対策をしっかりとしてくれるのは
間違いなく私立であると思います。
研究室の活動ももちろんあるとは思いますが、6年生になればほとんど
国家試験対策をメインとしたカリキュラムとなっていると思います。
合格率をあげたい分、進級のテストなどとても大変ではありますが。
一方で国公立の場合だと、学部3、4年以降は研究室に配属され
合間合間に薬剤師になるための講義や実習を挟みつつ
学生の本分は研究である、と言わんばかりのカリキュラムです。
北大薬学生は卒業研究発表が終わってからようやく国家試験勉強に
本腰を据えて挑むことが出来るわけですが、その発表が終わるのが6年生の12月頭です。
国家試験は2月末にあるわけですから実質3か月弱しかないわけですね。
国公立に行く学生は私のようなポンコツは珍しく、大概出来る人たちなので
それでも受かってしまいます。
とまあ上記のように、教育に関して言えば
研究か、それとも合格率か
とどちらに重きを置いているかによって評価が違ってくると思います。
ただ、薬剤師になる!ただそれだけを考えれば
私立>国公立
であると私は思います。
研究は嫌いだったので正直私立に行きたかったなぁと5年生あたりからずっと思っていました。
まとめ
ということで、学費・定員・教育という3つの観点で見ていきました。
他にも着目すべき点があるとは思うので随時追記もしていくかもしれません。
すこしでも参考になればと思います。
コメントで質問も頂ければ可能な範囲内でお答えします!
それでは!いるかでございました。