薬学部って頭いいの？

北大薬学部卒の現役薬剤師いるかです！

googleで薬学部と入れると候補に出てきますね。

薬学部って頭いいの？

頭の良さをはかるときに、偏差値を見て考える方も多いでしょう。受験生だってそれで行ける大学を絞ったりしますもんね。

そういう見方をすると偏差値40代の大学もある薬学部は一概に頭いいとは言えないのでは？

と思う方も多いでしょう。

まあ極論いえばその通りでピンキリといえばそうなんです。

しかし

薬剤師国家試験に合格して薬剤師になるところまで行ける人、という条件で言えば頭いいです。

その理由を北大薬学部卒の観点から見ていきましょう！ちなみに4年制の薬学部については今回省略で！

薬学部生の頭が良い理由

国家試験に合格する必要がある

これが何よりの理由ですね。

私立だろうが国公立だろうが、偏差値が高かろうが低かろうが

薬剤師になるためには国家試験に合格する必要があります。

卒業することだけを考えれば楽な大学もあるかもしれません。

しかしながら、薬学部に入る人の多くは薬剤師の資格が欲しいから薬学部に入ってるのです。

薬学部卒業できても国家試験に合格しなきゃ意味ないですよね。

薬剤師国家試験の大変さはまた別の記事で詳しく説明するとしても、国試の合格点はだいたい7割程度で、結構厳しいです。

実際の問題は厚生労働省のページから見ることが出来ます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html

患者様の薬を扱うので当然といえば当然なんですけども。

そういうわけで、国がこの試験受かったら薬剤師として働いていいよ

っていう試験をパスしなきゃならないので、それはもう勉強が出来る必要がありますね。

学ぶべき範囲が広い

これまた国試も関連するところではありますが、薬学部は何も薬の事だけについて学んでいるわけではありません。

• 薬理
• 薬剤
• 物理
• 生物
• 有機化学
• 法規
• 病態
• 衛生
• 生化学

などなどですね。

薬の化学的な性質、薬がどの受容体に作用するか、薬がどのように吸収・分布・代謝・排泄されるのか

作用することにより生体内でどのような作用を及ぼすのかなど

薬に関して包括的な知識を学ぶ必要があります。

また、研究室においてそれぞれがテーマを持ち実験を行い考察してまた実験する…

そしてその合間に病院実習や薬局実習なども、もちろん控えています。

やまほど勉強しなければならないことがありますので、勉強頑張れないと厳しいところはありますね。

（主に私立）偏差値がどうだろうと卒業も大概難しい

先ほどは、薬学部においては偏差値の低い大学もあるとは言いましたが

別にそういう大学は卒業を簡単にさせてくれるというわけでもないです。

主に私立の話になりますが、私立薬学部のアピールポイントとしては

国家試験の合格率の高さ

を売りにしている大学が多いんですよね。

合格率が高い大学ほど、分かりやすい講義をしていて環境も整っているのでしょうか？

そういう一面もあるかもしれません。

しかし、生徒数の多い私立においては卒業試験などによって

国家試験に受かりそうな人しか受験させません。

これは、大学毎の合格率は

合格者数/生徒数

ではなく

合格者数/受験者数

で算出されるからですね。

合格者数をあげるのも大切ですが

合格率を上げるためには受験者数を減らすのも大切です。

なので、やたら難しい進級試験・卒業試験を課すことにより

合格しそうな学生を国家試験に送り出しています。

こういうことから、勉強が出来る必要があります。

（主に国公立）入学が難しい

この記事を見て分かるように

私立とは反対に学費が安く定員の少ない国公立は

国試合格率がどうだろうと学生は集まります。

ある程度、偏差値が高くなりがちということですね。

そうなってくると、卒業自体はやたら難しいテストを課してくるようなことはなく

（闇の研究室にのまれる可能性はあります。記事はこちら）

そこまで苦労することはないかもしれません

ただ、入学するタイミングにおいてはライバルが多いため苦労することが多いでしょう。

センターで高得点を取って二次試験でもきちんと得点する必要がありますので

勉強が出来ないと厳しいところがあると考えられます。

まとめ

というわけで、結論としては最初にも書いた通り

入れたとしても勉強頑張れないときついよ！！！

って感じですね。

ということで、頭良いというのは語弊があって

きちんと大学の講義を聴いて勉強することが出来ないとしんどいよって感じですね。

僕はポンコツですが

薬剤師にはなりたいのでなんとかかんとか勉強がんばりました。

偏差値が高かろうが低かろうが薬剤師になるためには

勉強頑張らないとなれないよってことを分かって頂ければいいと思います。

それでは以上！いるかでした！

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